今週のまな板は

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 こんにちは、鈴木達也です。いよいよ花粉が飛び始めるそうな・・・。我々花粉症患者にとってはまこと息苦しい季節になりました。ちなみに花粉が家に入らないように換気もせず閉め切っている事はかえって逆効果だそうです。と、言いますのは衣服等に付着した花粉達が密閉空間に溜まっていけばおのずと花粉濃度は上がります。ですので、1日数回は換気する方が良いとのことです。さて、今回は前回に続きでございます。武田鉄矢著「人間力を高める読書法」の中で紹介された、藤吉雅春著「福井モデル 未来は地方から始まる」。いまや世界で問題になっている高齢化問題。ただ、世界に比べ日本で大きな問題は倍加年数。これは高齢化のスピードの指標です。例えば、総人口で5%の老人世代がいたとして、それが10%になるスピードを倍加年数といいます。これがフランスは126年、アメリカは72年、イギリスは46年かかる。しかし日本ではわずか24年!世界3位の速度です。速し!ただし、1位は韓国。これはたったの18年。これは地方都市にとっては頭の痛い問題の1つですね。

 「福井モデル」の著者は、少子高齢化を元気いっぱいに乗り越えよう、脱出しつつある福井、富山、石川に注目!と呼びかけています。具体的には?それでは、イギリス・フランスの様な老人大国を参照しましょう。向こうにはアクティブシニアというボランティア組織があるのはご存知でしょうか?高齢者が高齢者を支える。60代高齢者が75歳以上を、60代を10代~20代前半の学生ボランティア達が支える。学生たちは単位を取得しつつ、自分たちが高齢者世代になった時に何をされるか、何をすべきか分かります。非常にうまいやり方ですよね。ベットの数が足りないとか、医療費をどうやって捻出するか。そう嘆く前にこの制度を是非とも導入して貰いたいものです。結束です。結束すればオレオレ詐欺や、その他の詐欺被害も激減するはずです。更に日本人のボランティア能力は世界でも称賛されています。要領を覚えて、すぐに自分で行動できると。日本にも早く、アクティブシニアの組織ができて欲しいですね~画期的な事例がまだございます。それらを実行したのは富山市の市長さんです。この方、路面電車を工夫して高齢者が町の中心部まで入ってくると、どんなに遠くから来ても100円にしちゃった。都内にお住みの方はピンと来ないと思いますが、地方はとにかくバス・電車賃が高いのす。これでは大損害のはずがそうはならなかった。せっかく中心部の街に来たのです。もちろん歩きます、そうすると高齢の歩数が平均で1200歩増えた。筑波大学の発表によるとお年寄りが1歩、歩くと医療費の負担が0.061円削減できるそうです。これが積もり積もるととんでもない額になります。更に著者・藤吉さんはコンパクトシティが求められていると言います。環境が良いところをぎゅっと1か所に集中して、小さな町で快適に過ごすというエリアを作る。これにも富山市は挑戦していきます。町の中心部に人、金、物の機能を集約しそこに重心地区を作る。気を付けるのはこの都市の地価を落とさないことです。ここに人を動かす。楽しい、おしゃれ、おいしい、そういうものを中心に集約し、人を誘導する。この続きは次回のまな板で!次回で「福井モデル」最終回です!!