まずはあなたの犬と散歩に出かけたとします。犬が飼い主であるあなたに構うことなく先に行こうとしたら、方向を変えてコントロールしましょう。犬が意に染まない行動をしたら、すぐにやめさせます。犬がやりたがっていることは、必ず飼い主が許可してから始めさせます。勝手に行動する間は散歩、食べ物、水、愛情表現を与えないのです。そして、犬にとって言葉はあまり意味はありません。彼らが感じるのは言葉と共に発するあなたのエネルギーであり、犬はそのエネルギーに反応するのです。以前ブログに紹介した、アメリカのカリスマドックトレーナー、シーザー・ミランは言います。毅然とした対応、態度が最も重要だと。恐怖、疑い、不安は禁物です。僕も気性の荒い犬のトリミングは正直怖いです。噛まれたり、暴れたりする可能性があるからです。ただ、その時にこのシーザーの言葉を思い出し、自分を落ち着けてからトリミングにかかります。恐怖や不安は未来予測からきます。「もし、触って噛まれたら・・」「トレーニングしても意味が無かったら・・・」。全て未来の事です。今のその時の自分の状態を把握してみましょう。心がざわついていないか、イライラしていないか等々。パックリーダーの第一歩は「己を知る」です。
参考資料 シーザー・ミランの犬と幸せに暮らす方法55