治世の能臣、乱世の奸雄

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こんばんは、ペットハウスJUNの鈴木達也です。日に日に感染者が増えるニュースばかりで気が滅入りますが、私にとっては本を読む時間が増えたので、それだけが救いです。本というのは場合によっては人の考え方、人生をも決めてしまう大きな力を持っています。かくいう私も子供の頃は本が大嫌い!!漫画とテレビとニュースで十分と20歳過ぎまで思っていました。が、ある時を境に本が大好きになりました。きっかけは『真・三国無双』というゲームでした。つまりは、きっかけはテレビだろうと漫画だろうと関係ないということです

なかな女性の方には中国古典は馴染みが薄いかもしれません。有名な古典の1つに「三国志」があります。「三国志」と言えば横山光輝氏、吉川英治氏の「三国志」が特に日本では有名です。舞台は今から約1800年前の中国。3人の覇者が中国統一を巡り戦いました。小説では善玉の劉備玄徳悪玉の曹操孟徳という構図で描かれることが多々あります。ただ、何をもって善悪とするのかは置いておきましょう。この悪玉の曹操という人は、実は歴代の中国でも5指に入るほど有能なのです。後世の歴史家からも傑物と評されるほどです。

では、曹操に関するエピソードをご紹介。彼は子供の頃はヤンチャで、不良少年でありました。そんな素行の悪さを見かねた叔父がしばしば曹操の父、曹嵩に告げ口ばかりしていました。それを煩わしく思った曹操は、ある日、叔父に出会うや、口をひん曲げました。

「どうした、その顔は?」

「中風(神経性の麻痺やしびれ)にやられました。」

と答えました。その知らせを聞くや、曹嵩は息子の曹操を呼び出し、

「叔父さんがお前が中風にかかったと言ったが本当か?」

「初めから中風などにはかかっていませんよ。叔父さんは私の事を嫌っているので、そんなでまかせを言ったのでは?」

それからというもの、曹嵩は叔父の言うことに耳を貸さなくなりました。

このエピソードだけ読んでも機転が素晴らしく利くのがお分かりになりますか?これはあくまで1つの例に過ぎませんが、中国古典にはピンチを乗り切る為の教養がたっぷり。とかく我々日本人は正直に、真面目にという観念がやや強すぎると感じます。もっとゆったりと、別のやり方、進み方もあるよと道を照らしてくれるのが中国古典だと個人的には思います。今の状況が上手くいかない、じゃあアプローチを変えてみよう!そんな柔軟性が中国古典にはあります。書店ではたくさんの中国古典が並んでいます。最初は買わなくて良いのです。パラパラめくってみて下さい。きっと皆さんのヒントになる文句が出てきますから