14年振りに!国内で狂犬病発症

こんにちは、ペットハウスJUNの 鈴木達也です。東京もいよいよ明後日5月25日をもって緊急事態宣言の解除の方針が出されました。そんな中、動物従事者としては見過ごせないニュースが舞い込んで参りまし

日本国内で14年振りに狂犬病患者がでました。愛知県豊橋市にてフィリピンで犬に噛まれた外国人患者が発症しました。

日本では1957年以降発生していませんが、海外では今でもとっても怖いウイルスの1つです。狂犬病が撲滅された国は、日本、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、台湾。世界中でたったこれだけです。アメリカですら断念しているほどです。

ここで今一度狂犬病ウイルスについて説明致します。正式名称はラブドウイルス。感染動物に噛まれたり、舐められたり(唾液に接触する)ことによって感染します。発症後は錯乱、興奮、狂暴状態になります。起立不能になり麻痺した後に昏睡状態へと陥りその後死に至ります。

この病気の怖い所は人にも感染する所です。発症した場合は100%死にます。全世界では毎年5万人以上が亡くなっています。日本では半世紀以上、犬の感染例は無いとはいえ、絶対に舐めてはいけないのです!!

我が国では狂犬病予防法第5条にて「犬の所有者は、その犬について、厚生労働省令の定めるところにより、狂犬病の予防接種を毎年一回受けさせなければならばい。」と明記されているにも関わらず、平成24年度(ちょっと古いですが)のワクチン接種率はわずか72%!私もびっくりの結果です。想像してみてください、皆さんの周りにワクチン未接種の犬が何匹もいるかも知れません。

もう1度念を押します。発症したら犬も人も必ず死にます。1957年以降、日本での狂犬病を発症した患者3人のうち、全員亡くなっています。どうか、狂犬病に関しては必ず接種してください。これはペットハウスJUNだけではなく、全ての犬を扱う動物業者全体のお願いです。誰もこんなことで一生を閉じたくありませんよね。

以前、勤めていたお店に生まれて数回しか狂犬病ワクチンを接種していない犬(7歳)を連れてきた飼い主がトリミングに来ました。接種しない理由を聞けば単に「面倒だから。うちの子は大丈夫だろう。」とのふざけた理由なので、即刻帰ってもらいました。

断った理由は、お店にいる、きちんとワクチン接種している他のワンちゃんとそのご家族に多大な危険が及ぶ可能性がある事。次に、我々トリマーや獣医師が一番危険に晒されるからです。噛まれても発症する前に適切な処置をすれば治るそうです。ただ、初期は風邪に似た症状の為、見落としやすいのです。よって、気付いたら手遅れでしょう。

自分のワンちゃん、家族、そして他人の命を奪わないように狂犬病ワクチンの接種率100%目指して、当店は活動していきます!!