秋の味覚にご用心!?(後編)

アドバイザーの獣医師、平出です。秋の味覚篇は今回が最後です。早速いきましょう!

→食べてもOK

注意が必要

食べたら危険

牡蠣・・・

チアミナーゼという酵素がビタミンB1を分解することによって、倦怠感や手足のマヒ等の症状が表れて、命を落としたりマヒの後遺症が残ることもあります。

牡蠣に限らず、貝類・イカ・タコ等の軟体動物や昆虫・エビ・カニ等の節足動物、一部の魚類・植物・細菌には、チアミナーゼが含まれているので要注意!

一部例外はありますが、基本的にチアミナーゼは熱に弱いので、完全に火を通せばワンちゃんでも食べることは可能です。

しかし、火が通りきっていないものを食べてしまった時には命に関わるので、与えないようにして下さいね。

サンマ・・・

アニサキス症(寄生虫の幼虫による腹痛、感染症)の危険性があるだけでなく、チアミナーゼが含まれているので、生で食べさせるのは危険です。

さらに、鮮度が落ちたり加熱すると、魚に多く含まれる不飽和脂肪酸が酸化していきます。

酸化した不飽和脂肪酸を大量に摂取すると、『黄色脂肪症』を発症することがあります。

これは文字通り、体内の脂肪が酸化して黄色に変色し、体に触れただけで激しい痛みを感じる病気です。

そんな訳でサンマは好ましくありません。

秋の味覚について3部作で解説致しました。しかし、人間は平気でもワンちゃんンにとって危険な食べ物は意外に多いのです。安易に与えないようにして下さいね。